最新ニュース
第1Q
秋季リーグ終盤戦、ここで対峙するのは今季未だ無敗を誇る明治学院大学。昨年度の敗北を晴らすべく意気込む明治学院大学を迎え、試合は相手のキックで幕を開けた。
明学のキックはTBとなり、上智の攻撃は自陣25ヤードから開始。1年QB#8樋口凌から2年WR#1中畝晴登へのパス、2年RB#23小田航大朗のキープで前進を試みるも、1シリーズで攻撃権を手放す。
明治学院大学の攻撃は上智陣42ヤードから開始。圧倒的なプレイヤー数を生かしたバリエーション豊かな攻撃で巧みに攻め入る明学Oのテンポを掴み切れない上智。2年DB#3大貝真史による狙いを定めた鋭いパスカット、3年DB#35飯村瞭平、1年LB#2岸田太陽のナイスタックルなど随所に見せ場を作るもそのままゴールまで攻め込まれ、タッチダウン。その後のTFPも決まり、先制点を譲る。【0-7】
明学のキックで攻守交替、TBで再び自陣25ヤードから上智大学の攻撃が開始。
2年RB#44米永圭佑による堂々のラン、2年QB中畝の快足を生かしたランで相手陣へ侵入すると、その後もテンポよく前進。2年RB小田が明学Dをかわしながらゲインを広げると、続くプレイで2年RB米永が相手の隙を突いた25ヤードのビッグゲイン!一気にゴール前に近づき、エンドゾーンまで残り13ヤード付近まで到達。3年OL#58森裕太郎、3年OL#73コーチャンフラトらのOL陣がナイスブロックで道を開き、2年RB小田が9ヤードの前進でタッチダウンに大きく近づく。ゴール前2ヤードで迎えた1stdown。緊張の展開のまま第1Qが終了。
第2Q
陣地を入れ替え、引き続きゴール前2ヤードから3rddownで上智大学の攻撃が再開。
会場中が固唾を飲んで見守る中、本日大活躍2年QB米永がボールを抱えてエンドゾーンへ飛び込み念願のタッチダウンに成功!その後のTFPも1年K#13松田航己が決め、同点に追いつく。【7-7】
上智のキックで攻守交替し、相手陣25ヤードから明治学院大学の攻撃が開始。勢いづいた上智は、冷静な守備を見せ相手の進撃を阻む。2年DB大貝によるレシーバーへのタックルが綺麗に決まると、その後も3年DL森が力強くキャリアにつかみかかり前進を許さない。明学はパントを選択し上智に攻撃権が戻る。上智Oも2年小田、2年米永のランで前進を試みるが、堅守に阻まれ1シリーズで攻守交替。多彩なオプションプレーで大胆に攻め入る明学。力強いランで大幅ゲインを連続で許し、そのままタッチダウン。【7-14】
明学のキックで試合は再開、上智の攻撃が開始するも強靭な明学Dに前進を阻まれすぐに攻撃権を奪われる。前半終了まで2分を切ったタイミングで、明学Oの攻撃が開始。新たに登場した明学QB、圧巻のランを見せる明学RBに翻弄され、ゲインを広げる明学をとめることができない。しかし、ラインズのエース4年DL#54吉井翔哉が圧巻のロスタックルで前進を阻み、なんとかタッチダウンは逃れFGを選択させる。ボールオン21ヤードからのFGに明学は成功。【7-17】
ここで前半戦は終了。
第3Q
何とか巻き返しを図りたい上智。後半戦は上智のキックで再開。
明治学院大学の攻撃は相手陣46ヤード付近から開始。ここで明学に新たなQBが登場、キープとHOを織り交ぜた複雑なプレイ構成に翻弄される上智D。4年DL吉井によるロスタックルや1年LB岸田の狙いを定めたタックルで対抗するも、前進を続ける明学O。上智陣26ヤードまで侵入を許し、緊張の展開に。ここでも落ち着いた守備を見せる上智。4年LB#7小林吏希によるナイスタックルで後退させると、相手の反則も味方しそれ以上の侵入を許さない。明学はここでFGを選択し成功、得点を最小限に抑える。【7-20】
攻守交替し、上智の攻撃は自陣19ヤードから再開。相手の反則も味方し、順調に前進する上智。ビッグゲインを狙って大きなパスを出すも、ここで痛恨のインターセプトを取られてしまう。ターンオーバーし、明学の攻撃が開始。上智Dも反撃!攻守交替してから僅か2プレイ目で、自慢のエース小林が明学QBから放たれたボールをキャッチ、インターセプトで攻撃権を取り返すという怒涛の展開に。何としてもこのチャンスを生かしたい上智。
相手陣30ヤードから攻撃を開始、1年OL#55井原絢誠や3年OL#77鴇田大輔による力強いブロックで着実にランでの前進を重ねる上智。ゴール前13ヤードまで到達したところで第3Q終了。
第4Q
迎えた最終クウォーターは、引き続き上智の攻撃で再開。タッチダウンまで残り13ヤード、3rddownでパスを試みるもここは止められ、続くプレイでFGを選択。惜しくもボールはポールを逸れ失敗に。ターンオーバーし、明学Oの攻撃は相手陣20ヤードから。いち早くオフェンスにつなぎたい上智Dであったが、明学RBに隙を突かれ68ヤードの大幅ゲインを許す苦しい展開に。ゴール前12ヤードまでボールオンは動き、一気に相手の得点圏内へ。相手の反則で10ヤードの罰退があるも、RBに押し込まれタッチダウンを許す。【7-27】
明学のキックで試合は再開するも、上智の反則で攻撃は自陣4ヤードからのスタート。反撃も奮わず1シリーズでパントでの攻守交替。向かい風で短いキックとなり明学の攻撃は上智陣41ヤードから。多彩なオプションプレーで攻め入る明学O。大きなパスが通り一気にゴール前へ。続くプレイで明学RBにタッチダウンを取られる。【7-34】
流れを変えたい上智、勢いづいた明学Dの堅守に阻まれフレッシュを獲得できないまま攻守交替に。明学の攻撃は敵陣47ヤードから。素早いパシュートでパスを防ぐと、続くプレイで1年LB岸田が飛び込むような鋭いロスタックルを決める。4thdownでギャンブルを選択した明学O。ここでも3年DLコーチャンが執念のタックルで相手を4ヤード後退させ、攻撃権を奪い返す。
ターンオーバーし、敵陣45ヤードから上智大学の攻撃。ここで反撃の狼煙を挙げる上智O!2年QB中畝から繰り出されるオプションプレーで徐々に前進を重ねる。4thdownでギャンブルを選択するも、中畝のキープで23ヤードゲインし大幅に前進!続くプレイでは期待の新星1年WR#80日下部偉皇がレシーブ、10ヤードをゲインしフレッシュを獲得。
反則で後退を強いられるも、続くプレイで2年QB米永が連続して大胆なランを見せ、順調に前進しエンドゾーンまで残り4ヤード付近まで到達。ここで勝負に出た上智O、2年QB中畝がエンドゾーンで構えるレシーバー1年WR日下部にボールをパスし、見事キャッチに成功!その後のTFPにも成功し、7点の追加。【14-34】
試合終了まで残り1分を切ったタイミングで明学に攻撃権が移る。3年DLコーチャンのロスタックルをはじめD陣がしっかりと抑えこみ、攻撃権を奪い返す。上智が反撃を始めたところで試合終了のブザーが鳴った。
昨年度の勝利を再現すべく臨んだ明治学院大学戦であったが、惜しくも勝利を掴むことはできなかった。この試合で得た経験を次戦へ糧とし、今季最終節となる関東学院大学戦で最後にふさわしい勝利を飾れるよう、チーム一丸となって全力で挑む。