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2023.12.06
試合レポート

【vs TRITONS - MATCH REPORT】

第1Q

今シーズンの締めくくりとなる最終節東海大学戦は、今年度初めての上智レシーブにより開幕。ここで開始早々に会場が沸くビッグプレイ!東海のオンサイドキックを4年LB#2青田悠志がリカバーし、そのままフィールドを駆け抜けエンドゾーンへ。試合開始わずか4秒でタッチダウン!その後のTFPも4年K/OL#78星野裕大の安定したキックで成功。先制点は上智に軍配が上がった。【7-0】

攻守交替し、上智のキックで試合は再開。ファーストプレイで勢いづいた上智は、なんとこの場面でオンサイドキックを選択!4年K/OL星野がコントロールを利かせて中央に転がしたボールを、そのまま迎えにいく形で即座にキャッチ。ターンオーバーとなり、上智陣46ヤードから上智オフェンスの攻撃が開始。QB稲葉から1年中畝への狙いを定めたパスや、4年RB佐藤颯立による迫力のあるランで着実にゲインを広げ、相手陣地へ侵入。その後も佐藤を中心にどんどん前進し、相手陣30ヤード付近に到達。集まりの早い東海ディフェンスに往生する展開が続くも、2年WR#10盛崎優吾へのパスが通り10ヤードの前進!4thdown1でギャンブルを選択した上智は、1年QB#4稲葉祥生による華麗なステップで前進しフレッシュを獲得。レッドゾーンへ侵入するも、あと一歩のところでタッチダウンには至らず、ゴール前12ヤードでFGを選択。4年K/OL星野が決め、3点の追加となる。【10-0】

再び上智のキックで試合は再開し、東海オフェンスの攻撃が開始。多彩なオプションプレーで大胆に攻め入る東海を、果敢に抑え込む上智ディフェンス。3年LB#0原田誠也による狙いを定めたタックルや、3年DB小林による下半身を狙った鋭いタックルで必死に対抗し、パントに追い込む。攻守交替し自陣11ヤードより攻撃が開始すると、早々相手にパスインターフェアの反則が認められ、15ヤード前進し1stdownを更新。勢いそのままランで3ヤードゲインしたところで第1Q終了。


第2Q

陣地を入れ替え、続く上智の攻撃。何としても得点を上げたい上智であったが、テンポを掴まれつつある東海ディフェンスに前進を阻まれ、パントに追い込まれる。迎える東海の攻撃。4年DL#69工藤大明による逞しい体を生かした激しいタックルや、1年DB#3大貝真史による素早いパシュートなど随所に見せ場を作るも、俊敏な東海RBに翻弄され、自陣への侵入を許してしまう。続くプレイでもパスによるロングゲインを許し、東海オフェンスはレッドゾーンへ。何としても前進を阻みたい上智ディフェンスであったが、隙をついて走り抜ける東海RBを止めることができずタッチダウンを許す。その後東海はTFPを選択したが、ここは上智FGDが得点を阻止し、失点を最小限に抑える。【10-6】

東海のキックで試合は再開。ここでリターナー4年WR#19熊谷叡人が魅せる!上智陣2ヤード付近でボールをキャッチし、そのまま勢いよく59ヤードフィールドを駆け抜ける!相手陣41ヤードから攻撃を開始するも、強靭な東海ディフェンスに前進を阻まれなかなか前進することができない。またもパントに追い込まれ攻守交替。4年P/OL#71伊東雅晃による好パントと4年LB青田によるナイスタックルで相手の攻撃開始地点を後退させ、相手陣16ヤードから上智ディフェンスの迎撃。2年DL#79宮崎一真の抱え込むような力強いタックルやDL陣のプレッシャーで東海を抑え込むも、パントに見せかけたギャンブルに隙をつかれ大きく前進を許す。厳しい展開を迎えた上智ディフェンスであったが、ここで驚異の粘りを見せる。1年DL#97岡崎奨や2年DL宮崎が素早いパシュートで東海RBを抑え込むと、続くプレーでも4年LB青田や3年DB小林が勢いの良いタックルで東海のゲインを許さない。その後も、小林のタックルでパスの失敗を誘い、前半終了1分前で攻守交替に。1年QB稲葉によるランでゲインを重ねたところで第2Q終了。




第3Q

後半戦は上智のキックで再開。相手陣44ヤードから東海の攻撃。4年DL#44久保田啓介や 3年LB原田によるナイスタックルで3rddownまで追い込むも、あと一歩のところでパスの成功を許し、そのままタッチダウン。後半戦開始早々に逆転を許す展開に。【10-13】

何としても反撃したい上智であったが、続く東海のキックでもレシーブに痛恨のミスが。地面に落ちフリーになったボールを東海にとられ、引き続き東海オフェンスの攻撃に。勢いづいた東海は上智陣33ヤードから大胆に攻め入り前進を続ける。厳しい局面の中、冷静な守備を見せる上智ディフェンスはレッドゾーンに侵入した東海オフェンスを粘り強く抑え込み、タッチダウンを許さない。ゴール前6ヤードでFGを選択した東海に得点を許すも、失点を最小限に抑える。【10-16】

攻守交替し、ここから上智オフェンスが反撃の狼煙を上げる。4年RB佐藤が相手ディフェンスを切り裂くようなランで連続してフレッシュを獲得すると、続くプレイで1年WR#1中畝晴登がパスキャッチに成功!勢いは止まらず、その後も1年QB稲葉がランで1stdownを更新しレッドゾーンへ侵入。惜しくも続くプレイで後退を強いられ1stdownの更新には至らなかったものの、FGを選択し星野の安定したキックで確実に点数を獲得。相手の得点に迫る。【13-16】

4年K/OL星野のキックにより攻守交代し、東海の攻撃が始まったところで第3Qが終了。


第4Q

 陣地を入れ替え、最終クォーターが開始。引き続き44ヤードから東海の攻撃。ディフェンス陣の強いプレッシャーで相手の反則を誘い、ホールディングで10ヤード罰退させると、その後も4年LB青田のパスカットで前進を許さない。パントで攻守交替し、上智の攻撃。1年QB稲葉、4年WR熊谷によるランとパスで果敢に攻め込むも、あと一歩のところでフレッシュ獲得には至らずここで攻守交替に。その後上智ディフェンスも強い粘りを見せ、1シリーズでオフェンス陣につなぐ。自陣36ヤードから始まる上智の攻撃。ここから上智オフェンスが魅せる!稲葉、4年RB佐藤を中心に多彩なオプションプレーで巧みに攻め入り、連続してフレッシュを獲得すると、続くプレーでも1年WR中畝の中央を切り裂くランで17ヤードのゲイン!その後もランで着実に前進し、レッドゾーンへ侵入。惜しくも1stdownの更新には至らなかったものの、星野のキックで確実に得点を獲得、試合終了まで90秒を切ったところで東海に追いつく展開に。【16-16】

 星野のキックで攻守交替し、東海オフェンスの攻撃が始まる。終了までわずか1分を切り、同点となる両チームが白熱する中、じわじわと前進する東海オフェンスに上智が固唾を飲む展開に。劣勢かと思われたこの場面で、3年DB小林が魅せる!!東海がレシーバーに投げたロングパスを華麗にキャッチし、そのまま20ヤード走り抜ける。この値千金のインターセプトが、試合終了1分前にして再び上智に好機をもたらす。相手陣32ヤードより上智の攻撃。4年RB佐藤のランで着実に前進し、相手陣26ヤードまで到達。終了時間の迫る中、ここでFGを選択した上智。キッカー4年K/OL星野の右足にGEファミリー全ての願いが込められる。緊張感の走る中、星野に蹴られたボールは見事ポールを通り抜け、試合終了直前にして逆転!大歓声に包まれて試合は終了した。【19-16】


試合開始4秒でタッチダウン、試合終了4秒前でキックによる逆転勝利、という激動の展開となった今季最終節。今シーズンはチームとして様々な壁を乗り越え、チーム全員がPRIDEを掲げ戦ってきた。悔しくも来季以降戦うフィールドは異なるが、今季における勝利の経験は、リベンジを果たすための大きな糧となるだろう。

今後も強く、勇ましく、そして逞しく成長するゴールデンイーグルスにぜひとも注目してほしい。