私は小学生の頃から父親の影響でアメフトをよく観ていた。正月には箱根駅伝ではなく東京ドームにアメフトを観に行く。それが我が家のルールだった。当時はなんとなく観ていたアメフト。身体の大きい選手もいれば、小さな選手もいる…。いつかできたらいいなと少年石塚はぼんやりと考えていた。時は流れ、1年の空白期間を終えやっとの思いで入学した大学。サークルに入って、お酒を飲んで、時には海外にでも行っちゃって…。
なんて考えていた矢先にコロナ。私の大学生活は想像していたものと180°異なるものだった。いきなりの自粛期間。外には出ることができず、1ヶ月遅れで授業も始まり、サークルなんて探すこともできなかった。いつまで続くのだろうか。海外なんて行けるのだろうか…。
この先どうなるかわからない中で、私は大きな決断をした。
「そうだ、アメフトをやろう」
小さい頃から憧れていたアメフト。やっとの思いで入った大学。今後どうなるかわからない。
それならば!思い切ってアメフトを始めてみよう!!
というわけで勢いで入部を決めた。確かに想像していた大学生活とはまるで違う。しかし、得られる経験、価値観も全く違う。当時、思い切ってDMして良かった…。今でも本当にそう感じている。それが最高の4年間の始まりだった…。
WRITER:石塚大誠