| 上智大学 | 7 | 14 | 一橋大学 |
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秋季リーグ第二戦の相手は、確かな実力を持つ一橋大学。つくばという遠方での試合ながら、80名を超える観客が見守る中、緊張感漂う中でキックオフを迎えた。
1Q
一橋のキックで開幕。上智の攻撃は自陣28ヤードからスタート。1年#12RBデイビス宏輝の力強いランで先陣を切ると、続くプレイでも3年#7RB小田航大朗が勢いよく前進、3年#4QB稲葉祥生によるQBキープで開始早々にフレッシュを獲得。その後も3年#81WR大村篤義へのパスなどオプションプレーを巧みに展開し、順調にゲインを重ねてボールオンは敵陣20ヤードへ到達。ここで痛恨のミス、大きなファンブルリカバーを許し、攻撃権を奪われる。攻守交替し、ここからは上智Dが奮起。2年DB#11湯朝竜之介や3年DL#52岡﨑奨が素早いパシュートで掴みかかり前進を許さず、4th down8でパントに追い込む。再び上智Oの攻撃。3年#1WR中畝晴登が相手Dをかき分け1st downを更新するも、続くシリーズで反則が取られパントに追いこまれる。一橋の攻撃は自陣30ヤードより開始。隙をつくプレーでフレッシュを取られる場面もあったが、連携の取れたディフェンス陣の堅守で大幅なゲインは許さない。4th downでギャンブルを選択、タッチダウンを狙った大きなパスも止め、オフェンスにつなぐ。上智Oの攻撃が始まったところで第1Q終了。
2Q
陣地を入れ替え、第2Qが開始。ここで勢いを取り戻したい上智であったが、堅守に阻まれ思うように前進できず攻守交替に。一橋の攻撃は自陣33ヤードから開始。テンポよくゲインを広げる一橋Oに苦戦する場面もあったが、2年#11湯朝のナイスタックルやパスカットで2シリーズ目は1ヤードのゲインも許さず攻撃権を奪い返す。パントで攻守交替し、自陣28ヤードから上智Oの攻撃。いきなりランで1st downを更新すると、続くシリーズでも3年#7小田が力強く走り抜け相手陣へ侵入。しかし、その後は思うように続かず、4th down2でギャンブルを選択、あと1ヤード届かず攻撃権を明け渡す。
勢いを取り戻すべく奮闘する上智D陣、パントに追い込んだがこのプレイで痛恨のキャッチミス。ファンブルリカバーされそのままタッチダウンを決められる。続くキックも成功を許す【0-7】。前半終了1分を切ったところで攻守交替。このチャンスは生かしきれず前半戦終了。
3Q
3Qは上智のキックで再開。ハーフライン付近から一橋の攻撃。安定したディフェンス陣が相手の動きを読み、素早いパシュートで前進を許さない。1シリーズで攻撃権を奪い返し、上智Oの反撃が開始。2年#68OL松本悠希や2年#55OL井原絢誠が的確なブロックで道を開き、1年#12デイビスのランや1年#19WR髙橋宙翔・3年#81大村へのパスで大きく前進。このまま勢いを保ちたいところであったが、QBサックを受け大きく後退。続くプレイで3年#1中畝が10ヤードのパスを成功させるも、ギャンブルには失敗。
攻守交替し、上智のディフェンス。2年#76DL中川泰輝や3年#6LB相川雄大が鋭くターゲットを抑え込む。一橋のパントにより上智Oの攻撃は自陣14ヤードから。3年#4稲葉と1年#12デイビスの息の合ったハンドオフでフレッシュを獲得、その後も3年#44RB米永圭佑による力強いランで20ヤードのビッグゲイン。敵陣へ侵入したものの、続くプレイで後退し、攻撃は続かず。パントを蹴ったところで第3Qは終了。
4Q
第4Qは一橋の攻撃から再開。2年#11湯朝のロスタックルをはじめとした連携の取れた守備が一橋のフレッシュ更新を許さない。その後、3年#44米永と1年#12デイビスによる計30ヤードに及ぶロングランで連続してフレッシュを獲得するも、重なる反則で15ヤードの罰退を強いられる。残り5分、一橋にタッチダウンを許し、キックも成功【0-14】。
なんとか巻き返したい上智は、残り2分の中で反撃に出る。3年#44米永のパスキャッチとランでフレッシュを更新。続くプレイでも3年#81大村・3年#1中畝が好プレーを連発し、一気にゴール前へ迫る。そして試合残り30秒、3年#4稲葉が放った40ヤードのロングパスを3年#1中畝がエンドゾーン内で見事にキャッチし、上智初得点。2年#13K松田のキックも成功し【7-14】。直後に試合は終了。
秋季第一次リーグ第2戦目は悔しさの残る結果となったが、まだ上位二次リーグ進出・BIG8昇格への道は閉ざされていない。これを乗り越え、さらに強さを増した上智大学GOLDEN EAGLESは、次戦・東京農工大学戦に挑む。

