| 上智大学 | 7 | 32 | 中央大学 |
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2025年度第2戦は、アミノバイタルフィールドにて中央大学との一戦。今季初となる上位リーグとの対戦に挑み、特別な緊張感の中でキックオフを迎えた。
【1Q】
中央大学のキックで試合は開幕。自陣23ヤードから始まったオフェンスは、ランでの前進を試みる。4年OL#78コーチャンフラトのナイスブロックなどはあったものの、中央の勢いあるタックルに押され後退。続くプレーでもパスが通らずもどかしい展開となるが、ここで2年WR #80 日下部偉皇が13ヤードのロングゲイン!しかしファーストダウンには届かず、パントで攻守交替となる。
中央大学の攻撃は敵陣22ヤードから開始。ランとパスを織り交ぜた多彩な攻撃に対応しきれず、連続してファーストダウンを許す展開に。それでも、3年LB #45 中西重勝が相手RBに鋭く飛び込みロスタックルを決めると、3年DB #3 大貝真史や4年LB #35 飯村瞭平が狙いすましたタックルで応戦。粘りの守備を見せるも、勢いに乗る中央オフェンスを止めきれず、タッチダウンを許す【0-7】
キックで攻守交替となり、攻撃は自陣25ヤードから。巻き返しを図る中、2年LB #2 岸田太陽の力強いランと、QB自らのランでファーストダウンを更新。さらに相手の反則も重なり、ボールは中央陣内へ。ここで第1Qが終了。
【2Q】
陣地を入れ替え、第2Qは引き続き上智の攻撃。堅い中央守備に押し戻される場面もあったが、4年OL#78コーチャンフラトや4年OL#75鈴木孝昌を筆頭にOL陣も踏ん張りを見せる。再び2年WR日下部偉皇へのパスが成功し、迎えた4thダウン残り5ヤード。ここでギャンブルを選択するが、惜しくもパスは通らずターンオーバーとなる。
中央大学の攻撃では、2年DB/K/P #11 湯朝竜之介が冷静にパスカットで攻撃を防ぐも、隙を突いたQBのビッグランが決まり、そのままタッチダウンを許す。キックも成功し、スコアはさらに広がる。【0-14】
攻守が入れ替わり、攻撃は3年RB #7 小田航大朗や2年RB #17 萩原良のランで着実に前進するが、ファーストダウンには届かず再びパントを選択。
続く中央の攻撃。3年LB 中西重勝が再びロスタックルで後退させると、直後には4年LB 飯村瞭平が的確なタックルで中央を止め、1シリーズで攻撃権を奪い返す。
このチャンスを生かしたいところだったが、オフェンスはなかなかゲインを伸ばせず、再びパントに追い込まれる。その後の中央の攻撃はテンポよく進み、大きなパスで一気に前進。しかしここで輝きを見せたのが、4年LB 飯村瞭平。相手QBのパスを見事に読み切り、インターセプトに成功。一気に流れを引き寄せる。
攻撃権を得ると、3年WR小田航大朗や3年TE #83 小島想平へのパスで前進を狙うも、決定打となるパスは通らず、攻守交替となる。
前半残り13秒。中央は20ヤードの大幅ゲインで一気に陣地を進めると、ラストプレーでFGを選択。キックは成功し、前半終了時点でさらに点差を広げられる展開となった。【0-17】
【3Q】
2年K #13 松田航己のキックで試合は再開。タッチバックとなり、中央大学の攻撃は自陣25ヤードからスタート。相手の猛攻に対し、2年LB #2 岸田太陽や3年LB #47 相川雄大がロスタックルで応戦するも、大きなパスを連続で許し、苦しい展開に。反則も重なって前進を許すと、そのままタッチダウンを奪われる。PATではFGフォーメーションからスナップミスによりギャンブルへ移行。ボールを持って走る相手を捕まえきれず、追加で2点を失う。【0-25】
攻守交替後、3年WR #81 大村篤義へのパスや2年RB 萩原良のランで徐々に前進を図るが、ファーストダウンの更新には至らず、パントを選択。2年P松田航己のキックは大きく伸び、中央の攻撃開始地点は自陣7ヤードに。追い上げの足がかりとしたい場面だったが、大胆な中央オフェンスに翻弄され、大幅ゲインを許す。自陣40ヤードまで迫られたところで、第3Qが終了。
【4Q】
依然として厳しい状況が続く中、迎えた最終クォーター。パスでの前進を許し、中央は4thダウン残り6ヤードで陣地27ヤードに到達。FGを選択した中央に対し、ディフェンスは冷静な対応を見せ、スナップミスを誘発。キャリアを確実に止め、失点を防ぐ。
ターンオーバーで得た攻撃権。勢いに乗りたいオフェンスは多彩なオプションプレーで攻め込んでいく。3年WR #1 中畝晴登、3年WR小田航大朗、2年LB岸田太陽へのパスで連続してファーストダウンを更新。ここで3年QB#4 稲葉祥生がWR 大村篤義に大きなパスを放ち、見事キャッチしたかに思われたが、反則で後退を強いられる。それでも2年RB 萩原良の力強いランでゲインを重ねると、続くプレーでは相手の反則により前進。好機を迎えたオフェンス。ここで2年RB 萩原良が光るプレーを魅せる!ゴールまで29ヤード地点から攻撃は再開、20ヤードを一気に駆け上がり、残り9ヤードに迫ると、次のプレーでもパスから外を駆け上がってディフェンスを振り切り、見事なタッチダウン!キックも成功し、7点を追加する。【7-25】
勢いに乗り、キックで攻守交替後、ディフェンスが粘り強く対応し、中央の攻撃を1シリーズで封じて攻撃権を奪う。自陣6ヤードから始まったオフェンスはWR 小田航大朗のランで前進するも、反則で5ヤードの罰退を受けて流れを崩す。続くプレーでファンブルが発生し、中央にリカバーされ、そのままタッチダウンを許す悔しい展開に。【7-32】
攻守交替後、再び反撃の狼煙を上げるオフェンス。WR #18 奥山翔太への17ヤードパスが決まると、WR 大村篤義への連続パスで一気に敵陣へ。得点圏内に迫るも、ここでまたしてもファンブルリカバーを許し、ターンオーバー。
試合終了まで1分を切る場面での攻撃権喪失となったが、最後まであきらめずに粘りを見せ、2年LB #2 岸田太陽がインターセプトを決めて試合終了のホイッスルを迎えた。

