| 上智大学 | 52 | 0 | 南山大学 |
|---|
長きにわたり続く伝統の一戦、上南戦。2025年度は久方ぶりの東京開催となり、真田堀グラウンドに熱気が立ち込める中、特別な緊張感とともにキックオフを迎えた。
1Q
南山大学のキックにより試合は開始。1プレイ目から歓声が沸く展開に!
3年 WR #1 中畝晴登が自陣3ヤード付近からリターンを開始すると、風を切る速さで南山を振り切り、そのままエンドゾーンへ。開始早々、まさかのリターンタッチダウンに成功!
PATも成功し、勢いをつけて試合が動き出す。【7-0】 攻守交替し、南山大学の攻撃は自陣25ヤードから。ここでもディフェンスが躍動。4年 LB #35 飯村瞭平がファンブルリカバーに成功し、ターンオーバー。攻撃は南山陣28ヤードから。2年 RB #17 萩原良のランでファーストダウンを更新し、相手の反則も絡んで一気にゴール前3ヤードへ。数度のランプレイの末、2年 LB #2 岸田太陽がボールを押し込みタッチダウン!キックは惜しくも成功せず6点の追加。【13-0】 上智のキックで再開。南山の攻撃は自陣22ヤードから開始。4年 LB #35 飯村瞭平がロスタックルを決めるなど、1シリーズで攻撃権を奪い返す。パント後、再び中畝がビッグリターンを見せ、南山陣22ヤードの好位置から攻撃。ランを中心に進め、苦戦しつつも3年 RB #44 米永圭佑の力強いランでフレッシュ。ここではFGを選択し、2年 K #13 松田航己による安定したキックで成功。【16-0】次の南山の攻撃も、ディフェンス陣が冷静に対応。攻守交替後、上智の攻撃はパントに終わるも、南山大学の攻撃開始とともに第1Q終了。
2Q
引き続き南山の攻撃から再開。南山はパスでの大きなゲインを狙うも、3年 LB #6 相川雄大や2年 DB #11 湯朝竜之介(六甲学院)らが的確なタックルで抑え、パントに追い込む。上智は自陣29ヤードから攻撃再開。4年 RB #21 大場倫明が18ヤードのランで前進、3年RB#7小田らが地道にゲインを重ね、相手陣15ヤードに到達。ここでFGを選択し、2年 K 松田が確実に決める。【19-0】
南山の攻撃が再開。南山のQBが投じたパスを、2年DB#13松田航己がインターセプト!流れを断ち切り、攻撃に移ると3年RB #7 小田航大朗が35ヤードのビッグランでタッチダウン!キックも成功。【26-0】さらに続く南山の攻撃で、本日2度目のインターセプトを飯村が決める!南山陣36ヤードから攻撃開始も、このシリーズは得点にはつながらず前半終了。
3Q
後半戦は上智のキックで再開。1シリーズで攻撃権を奪い返し、上智の攻撃が開始するもFGに失敗したことでターンオーバーに。その後も互いに譲らぬ展開が続くが、上智Oの場面で相手にインターセプトを取られ、攻撃権を奪われる。しかし、ここで踏ん張りを見せる上智D。2年DB#11湯朝竜之介による5ヤードのロスタックルで後退させると、続くプレイでも4年DL#79宮崎一真、3年LB#6相川雄大が素早いタックルでロスを生み、オフェンスにつなぐ。再び自陣39ヤードから攻撃を開始し、奥山が18ヤードのパスキャッチでファーストダウンを更新、米永が32ヤードのビッグランで会場を沸かせたところで第3Q終了。
4Q
迎えた最終クウォーター。ゴール前4ヤードから攻撃は再開。ここでは4年RB#21大場倫明がボールを運び、本日4度目のタッチダウン!惜しくもFGは外れ、6点の追加。【32-0】 上智Dによる堅守で再び攻撃権を獲得すると、1年QB#15小沼亮介を中心にパスやランなど多彩な攻撃で攻め入る。最後は2年WR#99小川拓真へのロングパスでタッチダウン!この場面でもキックは成功ならず。【38-0】 キックにより攻守交替し、南山の攻撃が開始。またもや直後にファンブルリカバーに成功し、ターンオーバー。上智に攻撃権が移ると、まさかの1プレイ目で3年QB#8樋口凌から大きなパスが飛び、WR#99小川が華麗にキャッチ!タッチダウン。その後のキックにも成功!【45ー0】 ここで勢いがさらに加速した上智は、その後の南山の攻撃も抑え、再び攻撃権を獲得。直後のプレイで1年コンビが魅せる!QB#15小沼から大きく渡ったボールを1年WR19高橋宙翔が見事エンドゾーンに飛び込んでキャッチ!試合初登場にして、1年生が今試合最後のタッチダウンを飾った。【52ー0】攻守交替後、南山の踏ん張りに上智側が反則を起こす場面もあったが、最後は期待の新人1年DB#9細野修平によるインターセプトで幕を閉じた。
今試合は通常と異なる形式で行われたが、春季の締めくくりとして、チーム全体の成長と今後への期待を感じさせる内容となった。秋季リーグでの更なる飛躍を目指し、日々の練習に励んでいきたい。

