みなさん、こんにちは。MGRリーダーの松村玲奈と申します。本当に自分たちが引退ブログを書く番になっていることが信じられませんが…
まずは、いつもGEを支えて下さっている皆様に深く御礼申し上げます。これは決まり文句や社交辞令の類では全くなく、4年間のマネージャー業を通して心の底から感じ、伝えたい想いです。
さて、折角の人生に一度の引退ブログなので、張り切って自分語りをさせて頂きたいと思います。
正直に言うと、3年生までの私は、当時の自分の仕事の意義やテーマは明確にしていたものの、”試合”に焦点を当てたことは出来ていなかった、というより意識すらしていなかったように感じます。というのも、MGRの役割は試合当日よりも、それまでの数多の申請や登録、準備等々試合当日を無事に迎えるための過程が本番だと見切りをつけていたからです。
しかし、今年の秋シーズンは今まではとは違う試合観を持つようになりました。
試合は”勝ち”を決める場だけではなく、チームの”価値”が決まる場だ。
そう感じるようになったのです。(上手いこと言っちゃってますが、これは誰かの名言でもなく正真正銘私が生み出しました。)
チームの価値というのは、部員のアクションやパフォーマンスはもちろんのことですが、試合がチームとしての結果である”勝ち”という形だけを提供する場ではなく、応援して下さっている方々と直接繋がれる場として、違う何らかの形でもチームから感じられる付加価値がどれだけ高いかということです。
ゲーム内容に関わることはないMGRにとって、これがチームの”カチ”に拘れるフィールドなのではないかと考えるようになりました。
試合を観に行く=観戦して勝敗を見届ける
だけではなく、応援して下さっている人たちにとって、それだけではないもっと沢山の目的や楽しみのある”付加価値の高い試合”を作りたい。それが私の今シーズンのテーマになりました。
こう考えるに至ったのは、今までMGRとして外部との窓口となり、チームが応援されること、愛されることにやりがいや重要性、温かみを一番に感じてきたからです。
特に4年生になってからはOBOG会担当となり、チームにとって大きいサポーターのOBOGの皆さんと繋がれたことは大きいと思います。
「松村さんが来てから広報は変わったね」とお世話になったコーチの方。
「息子が卒部してから何年も経つけど応援に来ました!」とOBのお母様。
「仕事の関係で試合は観に行けないけど、グッズを買って同期に配ってるよ」とOBの方。
「一緒に仕事が出来ることが楽しいです」と業者の方。
今シーズン初勝利を掴んだ先日の明学戦後にも、沢山の方からお祝いのお言葉を頂きました
こんなに素敵な言葉や感謝を自分たちに向けてもらえることは、人生という長い目で見たとしても、この部活で、この4年間でしか経験出来なかったことかもしれません。この言葉たちがモチベーションであり、嫌な言い方かもしれませんが、自分がやっていることが評価され、正しいんだと私を強くさせてくれました。
今までの4年間でMGR業の魅力は沢山感じていますが、最後に気付いた魅力はまさにこれです。チームが応援されていることを真っ先に感じ、自分たちの仕事がそこに直結して変えられるのは間違いなくMGRというこのポジションです。
こうして自分が部活を続ける意義を部外の人からも気づかせてもらえること、これはMGRの特権かもしれません。
誰しも部活をしていれば、特にスタッフなんかは、途中で自分の存在意義とか、なんのために部活を続けるのかとか、悩む時期があると思います。そんな時は、選手のためでも、自分のためでもなく、応援してくれている人たちのために頑張ってみようと、そんなベクトルもあるということに気づいて欲しいです。
それでも、試合中、OBの方をはじめスタンドから大きな声で、「〇〇、頑張れ!」と選手の名前を呼んで応援されている姿を見ると選手には叶わないなあ〜と羨ましく思う反面、やっぱり現役部員と応援して下さる皆様をどう繋げ、架け橋になるのかが私たちの使命だと改めて気を引き締められます。
思えばコロナ禍の2020年に入部した私達にとって、最初のシーズンは無観客試合、声出し応援は今シーズンが初めてでした。
こうして沢山の方の応援を感じられていること、とても幸せに思います。
残りの試合も少なくなっておりますが、応援してくださっている皆様に少しでも沢山のものを還元出来るよう精進して参りますので、皆様、是非会場まで足をお運び下さい!
末筆にはなりますが、我々GEに末永く変わらぬご支援、ご声援賜りますようよろしくお願い申し上げます。